まず、ダイレクトメールと広告スペースの違いを理解することが重要です。
　　
ダイレクトメールの場合、送付先を選べるため、受け取り手がオファーに興味を示す可能性が高いことが前提になります。
　　　　　
ですが広告スペースでは、読者の大半がこちらのオファーに興味を持たない場合があります。
　　　　
そのため広告では適切な読者を引きつける工夫が必要です。
　　　　
こうした違いにより、セールスレターを書く際に陥りがちな間違いがあります。
　　　　　　　　　　
それは、送付相手が「この手紙は自分に向けたものだ」と認識しない場合があることです。
　　
たとえターゲットを正確に絞ったとしても、そのことを受け取り手に伝えなければ、メッセージが埋もれてしまいます。

この課題を解決するために有効なのが「チェックリスト」や「箇条書き」の活用です。
　　　　　
これらは受け手が「自分に関係がある」と感じやすくするためのツールです。以下の例を参考にしてみてください。

ある医師の関節痛治療の広告では、冒頭に5つの項目が箇条書きで並んでいます。

例えば次のような形式です。
　　　　
・あなたの関節には違和感がありますか？
・朝起きたとき、痛みを感じますか？
・階段の上り下りに苦労していますか？
　
このようにリスト化することで、読者は自分に当てはまるかどうかを瞬時に判断でき、ようやく「この広告は自分に必要な情報だ」と気づきます。

以下の工夫を取り入れることで、チェックリストや箇条書きの効果をさらに高めることができます。
　
1.チェックボックスを加える
項目ごとに「はい・いいえ」のチェックボックスを付けると、読者がより積極的に考え共感しやすくなります。
　　　　　
2.視覚的な工夫
リスト部分を影のついた枠で囲んだり、フォントを変えたりすることで自然と目に留まりやすくします。
　　　　
3.内容をターゲットに最適化
読者の状況や課題に直結する項目をリストに盛り込み「これは自分に関係がある」と感じさせることが重要です。

チェックリストや箇条書きは、広告やセールスレターの中で情報を整理し、読み手の興味を引き出すのに非常に有効です。
　　　　　　
どんなコピーライターでも使えるシンプルで優れたツールですので、ぜひ活用してみてくださいね。