お客様の声なしでも信頼性を高める方法 -「絵や写真」の活用術

顧客の声を使わずに、信頼性を高めるもう一つの効果的な方法が「視覚的な証拠」の活用です。
     
視覚は瞬時に印象を与え、読み手の感情に訴えかける力があります。
  
ここでは具体的な事例とともにその方法を解説します。

 目次

  • 数字を視覚化する「地図」の活用
  • 写真の活用: ただの「写真」ではなく「ストーリー」を伝える
  • まとめ: 視覚を最大限に活用する

1.数字を視覚化する「地図」の活用

例えば、アレン・ブラザーズのステーキカタログを考えてみます。

彼らはカタログの中で、ステーキ肉を仕入れている高級レストランを都市ごとに紹介しています。

これをさらに視覚的に強化するために、以下の方法が考えられます。
 
・赤い丸: ステーキ肉を仕入れている高級レストランがある都市を示す。
  
・青い丸: 5年以上、カタログでリピート購入している顧客がいる都市を示す。
    
地図上にこれらのデータをプロットすることで「全国規模で信頼されている」というメッセージを、直感的に伝えることができます。
  
例えば、トレーニングプログラムを提供するAWAIが、卒業生の活躍地域を地図上に可視化すれば、信頼性をさらに強化することができます。

2.写真の活用: ただの「写真」ではなく「ストーリー」を伝える

グレイザー/ケネディでは、イベントの規模を示すために広角で撮影した写真をよく活用します。
  
会場全体を写すことで「これだけの人々が参加している」という視覚的証拠を提供し、説得力を持たせています。
  
さらに視覚的インパクトを高めるためには、単なる静的な写真ではなく、ストーリー性を持たせることが重要です。
 
たとえばビフォー/アフターの写真を活用する場合、以下の工夫が有効です。

一般的な例
・ビフォー: 太り過ぎの女性がゆったりした服を着て立っている写真。
・アフター: スリムになった女性がビキニを着て立っている写真。

より効果的な例
・アフター: スリムになった女性がビーチでバレーボールを楽しんでいる写真、またはスポーツカーの前で輝く笑顔を見せている写真。
 
これにより視覚的な要素が感情を刺激し、商品やサービスがもたらす「理想のライフスタイル」を具体的にイメージさせています。

3.まとめ: 視覚を最大限に活用する

視覚的な証拠を効果的に活用することで、顧客の声がなくても信頼性を高めることが可能です。
   
以下のポイントを意識して、実際のマーケティングに取り入れてみてください。
   
・数字を地図で表現: 地域や実績を可視化する。
・ストーリーを伝える写真: 静的な写真ではなく、行動や情景が含まれる写真を使用する。
・視覚的な変化を強調: ビフォー/アフター写真を、感情を喚起する演出とともに用いる。
      
これらの方法を工夫し、顧客の心を掴むマーケティングを実現しましょう。

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