
「目立つ郵送物」と「立体レター」で顧客の注目を集める方法
ダイレクトメール(DM)はビジネスにおける見込み客へのアプローチとして重要なツールですよね。
ですが、多くの郵便物が日々ポストに届く中いかにして自社の郵便物を目立たせ、開封・閲覧してもらうかが課題となります。
その解決策として、立体レター(ディメンショナルレター)を活用する方法を紹介します。
目次
- なぜ立体レターは効果的なのか?
- 成功事例:パンクバッグを使った立体レター
- 立体レターを効果的に活用するポイント
- 立体レターに使えるアイデア集
- 最後に
1.なぜ立体レターは効果的なのか?
立体レターの最大の特徴は「目立つこと」です。
通常の郵便物に比べて形状や質感が特異であるため、見込み客に「開けてみたい」という好奇心を抱かせます。
この戦略は、以下のような理由で高い効果を発揮します。
>開封率の向上
郵便物が目立つことで、受取人が最初に手に取りやすくなり、開封される確率が高まります。
>記憶に残る
一風変わった郵便物は、受取人の記憶に強く残ります。後日、フォローアップした際にも話題になりやすいのが利点です。
>競合との差別化
ほとんどの郵便物が平面的で無個性な中、立体レターはユニークな印象を与え、競合他社よりも優位に立つことができます。
2.成功事例:パンクバッグを使った立体レター
デイブ・ガードナー氏は、立体レターを活用して効果を上げた実例を共有しています。
彼が行った具体的な手法は以下のようなものです。
>使用したアイテム
鮮やかな緑色のクラッチバッグ(パンクバッグ)を選び、その中に手書きのレターを同封。
>結果
81通のパンクバッグを送付し、43件のアポイントメントを獲得。
受取人の約53%が連絡を取り、75%が返信をくれるという高い成果を達成したそうです。
デイブ氏は、自身のリソースに応じて送付数を調整しながらタイムリーにフォローアップを行い、結果的に数千万円規模のキャッシュフローを生み出すことに成功したといえます。
3.立体レターを効果的に活用するポイント
立体レターの効果を最大化するためには、以下の点を意識すると良いでしょう。
1.関連性を持たせる
使用する立体アイテムがメッセージやターゲットと関連していることが重要です。
例えば、以下のような工夫が考えられます。
>アスピリンのパック
問題解決を象徴し、サービスの価値を伝えている
>コンパス
方向性を示し、「私たちはあなたを正しい方向に導きます」というメッセージを込めている
>スクイーズ式スマイルボール
受け取った人の気分を和らげ、ポジティブな印象を与えている
2.受取人の信頼を損なわない
ユーモアや創造性を取り入れつつ、内容が受取人を騙すようなものでないことは必要です。
アイテムの選定理由を明確に説明することで、受取人が安心してメッセージを受け取れるようにしましょう。
3.フォローアップを計画する
郵送後は、電話やメールで適切にフォローアップを行い、関心を持った見込み客との関係構築に努めましょう。
4.立体レターに使えるアイデア集
以下は、立体レターに適したアイテムの例です。
>バンドエイドパッド
問題解決の象徴として使用。
「競合は一時的な解決策、私たちは永久的な解決策」といったメッセージを添える。
>木製コースター(ラウンド・トゥイット)
「今すぐ始めましょう」という行動喚起のメッセージを込める。
>シナモンキャンディー
甘さと刺激を象徴し、新しいオファーやアイデアを印象付ける。
>ミニチュアレーシングカー
セミナーやイベントの距離を伝えるツールとして使用。
これらのアイテムは、単に受取人の目を引くだけでなく、メッセージと関連付けることで印象をさらに強める役割を果たします。
5.最後に
立体レターは他の郵便物に埋もれずに目立つだけでなく、見込み客との関係を深める強力なツールになります。
特に、競争が激しい市場やターゲット層が限られている場合にその効果は絶大です。
あなたのビジネスでもぜひこのクリエイティブなマーケティング手法を試してみてください。
立体レターを活用することで、顧客の注目を集め、成約率を向上させることができるでしょう。