〈 開催報告 〉
男女のための公正証書活用講座

〈 開催報告・2023.7.22 〉
男女のための公正証書活用講座(千葉県船橋市)
去る7月22日(土)、船橋駅近傍で『男女のための公正証書活用講座』を開催しました。
担当は、行政書士2名(社会福祉士・宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー兼務)の構成です。
 
当日は摂氏32度を超える熱気の中にもかかわらず、事前申込みをされた全ての聴講者が来場くださり、盛会のうちに終了しました。篤く御礼申し上げます。
 
本講座の主なテーマは次のようなものでした。
◆ 円満な協議離婚を実現するための公正証書の効用
◆ 『養育費保証制度』の利用について
◆ 不穏になった夫婦関係を改善するための公正証書の活用法
◆ 婚約証書や、婚前契約書を作成することのそれぞれの意義
◆ 公正証書と公証役場のスムーズな利用方法
 
いまや離婚する夫婦の98%が協議離婚(届出離婚。残りは調停離婚または裁判離婚)でありながら、十分な活用が進んでいない公正証書の利活用方法が主題となりました。
 
いずれも夫婦問題を専門とする担当の行政書士たちからは、『親権・養育費・財産分与・慰謝料・ローンの残る住宅(不動産)の離婚後の取り扱い』などに関して、一般にはほとんど知られていない円満合意解決の手段や、その手続きの流れについても解説がありました。
 
『公証役場」という役所は、人口や事業者の多い地域では比較的見かけることがあるものの、その機能や役割については十分に知られているとはいえません。
 
公証役場は法務省に属する国の機関ですが、『役場』という呼称から『市町村役場』を連想される場合もあり、利用経験のある方はまだまだ少ないのが実情です。
 
公証役場の機能・役割として、身近なところでは
■会社を設立するにあたって不可欠な『定款の認証』
■『終活』『エンディングノート』等によっても認知されつつある『遺言書』の作成
などを行う役所として比較的知られています。
これに加え、 
■離婚時の『離婚給付等契約公正書』も、一定割合で利用がなされています。
現下の少子化時代にあって、母子家庭や父子家庭、なにより子どもの将来の安心・安全を保護するものとして、さらに利用が進む必要があると当会では考えます。
 
公証役場と公正証書の利・活用の方法については、今後も引き続き、各地で講座を開催してまいる予定です。

 ❒❒❒今後のイベント予定❒❒❒
◆7/30(東京神田):『会社設立・公庫融資・開業許可』のイロハ(担当:特定行政書士)
◆8/27(東京神田):『起業家のためのココロとカラダのチューニング術』(担当:公立学校コーチング授業講師・心理セラピスト)
◆9/24(東京神田):『開業一期目の社長術』(担当:公認会計士・社会保険労務士)
◆10月(東京神田):税理士・行政書士が送る『飲食・外食店オーナー応援セミナー』

2023/10/21