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マイクロ事業診断士 解答例 リアル営業1
事例企業の概要
Yさんは、着付け講師として20年の経験を持つベテランであり、近年は着付けに関するコンサルティングも提供している。
Yさんは地域の文化活動に深く関与しており、多くの生徒から信頼を得ている。
しかし、コロナ禍以降、着付け教室への参加者が減少しており、売上が低迷している。
現在、Yさんは以下のような課題に直面している。
・着付け教室の生徒数が減少している。
・高齢者層からの依頼が多いが、若年層の取り込みが難しい。
・地元の呉服店との連携を模索しているが、効果的な方法が見つかっていない。
・コンサルティングサービスの認知度が低い。
Yさんは、オフライン営業を強化し、教室運営およびコンサルティングサービスの収益を改善したいと考えている。
解答例
- Q.1.Yさんが現在の事業環境において、若年層をターゲットとした集客を行うためにはどのようなオフライン営業手法が考えられるか。具体的に2つ提案せよ。A.①地域イベントへの参加と体験講座の実施
地域の祭りや文化活動で若年層が多く参加するイベントに出展し、着付け体験講座を開催する。参加者に特典を提供し、教室への参加につなげる。例えば、「初回無料体験券」や「友達と一緒に参加すると割引」を導入する。
②大学や専門学校との連携
地元の大学や専門学校に出向き、浴衣や振袖の着付け体験を提供する出張講座を開催する。成人式や卒業式を控えた若年層をターゲットに、興味を持ってもらうきっかけを作る。また、講座の終了時に教室の案内を配布する。 - Q.2.地元の呉服店との連携を活用して、相乗効果を高める営業施策を1つ提案し、その実施方法を述べよ。A.施策:呉服店内でのミニイベント開催
実施方法:
呉服店で「着物の着こなし講座」や「着物に合う小物選び相談会」を共同で開催する。
Yさんが講師を務め、参加者に着付け教室やコンサルティングサービスの案内を行う。
呉服店は自社商品の紹介機会を得られるため、双方にとっての利益が期待できる。
講座終了後、教室のチラシや呉服店とのコラボ特典(受講割引や購入特典)を配布する。 - Q.3.Yさんのコンサルティングサービスの認知度を高めるため、地域の文化活動との連携をどのように営業に活かすべきか。具体的な施策を挙げて説明せよ。A.施策:地域文化祭での着物ショーやワークショップ開催
地域文化祭や伝統行事で、着物をテーマにしたショーやワークショップを企画する。
Yさんは着付けを担当し、参加者や観客に着付け技術の魅力を伝える。
また、ショーやワークショップの合間に、コンサルティングサービスの具体的な内容や実績をアピールする場を設ける。
参加者から直接質問を受け付けることで、サービスへの関心を高める。 - Q.4.オフライン営業を強化するために、Yさん自身の信頼性や専門性を効果的にアピールする方法を1つ提案せよ。A.施策:受講生や顧客の声を活用した実績紹介の冊子作成
Yさんの20年の経験を活かし、受講生や顧客の成功事例や感想をまとめた冊子を作成する。
これを教室の説明会やイベントで配布する。
具体的な成果(例:着物初心者が自分で着られるようになった、コンサルティングでイベントが成功したなど)を提示することで、Yさんの専門性と信頼性を効果的にアピールできる。
また、顧客の声を通じて、Yさんのサービスの価値をより身近に感じてもらうことができる。
合格ライン:55/100点
2024/12/9