マイクロ事業診断士 解答例 ウェブ集客6
事例企業の概要
広澤さんは50代の女性で、長年大手の日本語講師として活躍してきた経験を活かして、日本在住の外国人向けに日本語教師として独立した。
最初は地元の社会人を主な学生として受け入れていたが、改革により総合スキルとしての「やさしい日本語」の需要が増大。
それを期に、学生域を拡大し、定期的なオンライン課程やオンラインイベントの開催を始めた。
しかし、サービスを通じて学生数を増やすためには、市場規模の小さい地元に固執せず、学生を世界中から探し、実際に教育が提供できるように考えたい。
このため、デジタル学習コンテンツを有効にプロモートできる方法や、集客先を展開する戦略を調査したい。
現在、広澤さんは自らのウェブサイトを通じた集客戦略の最適化に挑戦しており、定期的にブログでこれまでの教師経験や学生の声を発信するという種の情報発信に努めている。
しかし、サイトのSEO対策が不十分であるため、アクセス数がキーエリアで伸び悩んでいる。
また、SNSでのプロモーションも、目的とした学生を組み入れるための設計が不明確である。
広澤さんは現在、経済的な規模が限られる中で、問題点を改善し、成果を上げるための戦略を考える必要に迫られている。
以上をふまえてマイクロ事業診断士として提案せよ。
解答例
- Q.1.広澤さんのウェブサイトにおける現状の集客に関する問題点を三つ挙げ、それぞれの問題点に対する具体的な改善策を提案しなさい。A.1.SEO対策の不十分 方針:キーワードの変更やメタデータグの入力を実施し、さらにバックリンクを増加させるためのページ内容の負荷分析を行う。
2.学生ペルソナの設定不足 方針:学生像を明確にしたターゲット分析を通じて、カスタマイズされたユーザー体験を設計する。
3.SNSプロモーションの不明確さ 方針:目的に設定したコンテンツを統一化し、各プラットフォームに適した報告記事や動画を作成する。 - Q.2.広澤さんが提供するデジタル学習コンテンツを、効果的にプロモーションする方法を検討し、学生を最大限に獲得するための具体的な手法を提案せよ。A.方針:デモンストレーション動画を作成し、ソーシャルメディアを使った発信により活用する。
・学生向けのライブイベントを開催し、学生が実際のカリキュラムを体験できる場を提供する。
・学生のフィードバックを取得し、学習成果を見える形で発信して広報する。 - Q.3.SNSプロモーションにおける経済的な効果を補強するために、各プラットフォームを最適化した集客戦略を計画し、その上でアイデアを記述せよ。A.方針:アフィリエイトマーケティングを活用し、フォロワー増加を目標とする。
- クラウドファンディングと同時に実証的なデータを提供するイベントを開催する。
- SNS利用キャンペーンを制作し、個人の体験話を添えて話題とする。 - Q.4.広澤さんのオンライン課程のブランディングを高め、学生の継続率を向上させるための戦略を提案せよ。A.方針: 単位課程をモジュールに分割し、学生が過分な負荷を感じない設計を行う。
- 学生の意見を添えた内容リファレンスを実施し、コミュニティとのインタラクティブな関係を促進する。
- コース終了後も、学生とのネットワークを継続するためのフォローアッププログラムを提供する。
合格ライン:60/100点
2024/12/9